皆さん、こんばんは。

本日もご訪問ありがとうございます。

今日のテーマは「人のせいにしない」です。

己れに在りて
憂楽の変は己れに在りて、物に在らんや。
安政二年秋「賞月雅草」

【訳】憂えたり、楽しんだり、という(心が変転する)ことの原因は自分にあるのであって、物にあるのではない。

(『吉田松陰一日一言』P.45より)

何か問題が起きた時に、それをすぐ人のせいにする癖があるならば、今すぐに直した方が良いでしょう。

なぜなら、それは多くの場合、人のせいではなく自分のせいだからです。

周りの環境が変化したとすれば、何かしらの原因があり、その原因は吾々の心の内にある。

自分の心の反映が良くも悪くも周りの環境を変化させていくのです。

偉大なる人はこのことを悟った人であり、環境に嘆くことはないのであります。

引用した文章でいう「物」というのは、周りの環境のことだと言い換えてもよいでしょう。

悲しんだり、嬉しかったりする原因は自分の心の内にあるのであって、周りのものは結果である。

このことは、心の法則の基本ともいえます。

人のせいにしないためには、このことをよくよく知っておくことが必要です。