まだまだiPad3情報が気になる人も多いと思うので、最近の情報を掲載しておこうと思う。

以前、「iPad3の3月上旬発売」を噂していたiLoungeのJeremy Horwitz氏によると、「iPad 3」は「iPad 2」より約1㎜ほど厚くなり、それ以外の外見はほとんどiPad2と変わらないのではないかとのことだ。

次期のiPadは外見上の大きな変化がないため、呼び方によっては「iPad2S」あるいは「iPad2HD」と呼ばれるかもしれない。

iPhone4SとiPhone4のような関係だ。

カメラの画質や中身などが向上する可能性もあるが、次に出るiPadの名称が「iPad3」になるかどうかは微妙なところである。

やっぱりA6プロセッサが鍵か?

さて、最近、iOS5.1のbeta3が開発者向けに公開された。もうすぐ完成版が一般にも公開されるかもしれない。

それに関連して、先日、9to5MacがiOS5.1のbeta版には「A6プロセッサ開発中の証拠」があるという記事を書いていたのを思い出す。

「A6プロセッサ」は、iPhone5やiPad3に搭載されると噂されているCPUだ。

ご存知の通り、iPad1にはA4プロセッサが搭載され、1年後に発売されたiPad2には倍速のA5プロセッサが搭載された。(単純に2倍の速さになるわけではないようだが、細かいところは置いておこう。)

A5プロセッサはデュアルコア、1つのパッケージに2つのプロセッサコアを集積している。

そして、iPad3に搭載されるという「A6プロセッサ」はクアッドコアと呼ばれ、1つのパッケージに4つのコアが集積されているものである。

要するに、さらに性能のよいCPUだ。

今回、9to5Macが発見したところによると、iOS5.1のベータ版にはプロセッサ・コアの制御プログラムにA6プロセッサを扱う「core/core.3」という部分が隠されているという。

それをiOSに詳しい人物に説明をしてもらったところ、コアの番号というのは「0」から始まるらしい。

つまり、iPad1のシングルコアなら「core/core.0」

デュアルコアなら「core/core.1」で、トリプルコアなら「core/core.2」ということになる。

これが「core/core.3」まであるのは、A6プロセッサ、すなわちクアッドコアではないかというわけだ。

ここまでは9to5Macの予測記事の紹介で、これをiPad3発売間近とする見方もできる。

しかし、筆者思うに、今の段階でこれが出てきたということは、3月発売は間に合わないような印象を受ける。

そんな短期間で市場に出せるものなのか、いまいち不明なのだ。

はたして、A6プロセッサは間に合うのか、3月発売は可能なのか。

多くの人が期待するiPad3。

・・・乞う、ご期待である。

※期待しすぎにはくれぐれも注意したい。