これまでにじっくり読んだ本、数百冊。速読入れれば数千冊。
「読書百遍意自ら通ず」とは良く言ったもので、内容のある本を熟読することほど自分の力になることはない。吾々は、できるかぎり、自己を高めてくれる本、良き本に接するべきである。
また、これだけ情報量多き現代、簡単な速読術一つ覚えていないようでは、道に迷うばかりである。莫大な情報の中から自分に必要な情報、大事な情報を選び出していく力は、今の世の中に必須のスキルといえる。
ということで、「人生の歩き方」第1弾は、筆者の読書話を書いていきたい。
筆者は、これまでたくさんの本を読んできたが、人が好む小説や漫画といった類のものはあまり読んでいない。どちらかというと、人が読まないような書籍に触れてきたような気がする。
ジャンルでいえば、思考法や速読法、行動学に心理学、科学技術に精神科学、哲学に宗教など。
たとえば、「人間の頭の中は、一体どうなっているのだろうか。」といった思考関係の本。
「本を早く、たくさん読みたい。知識をもっと得たい」と思って手にした速読の本。
彼は「どのような心持ち」で、「どんな精神状態からそのような行動に至ったのか。」という行動学に心理学。
「発展し続ける科学技術は、このまま放っておくとどうなるのか」といった科学技術の話。
「精神が体に及ぼす影響」を考える精神科学。
「人はなぜ生きるのか」に始まり、「死んだら一体どうなるのか」
「明るく生きるために、これから我々はどのように行動していくべきか」
どうしたら「人々に幸せが訪れ、世界にさらなる平和がやってくるのか」などを考える哲学や宗教。
そんなテーマの本を読み、考えてきた。
速読や心理学などはともかく、科学技術や精神科学、哲学や宗教といった話に、あまり興味のない人もいるかもしれない。しかし、これらのテーマは、決して疎かにできる話ではないと思う。
吾々が生まれ、将来を考え、日々の生活を送る上で、考えずにはいられないはずのテーマである。
もちろん、そんなことを考えずに生きることはいくらでもできる。世の中、そういう意味では、興味のない人ばかりだ。
ただ、せっかくの人生で「何のために生きるか」、「どのように行動すべきか」をはっきりさせずに生きていて、本当に良いのだろうか。
それで、心から満足した人生といえるのだろうか。
筆者はその答えに困って、色々な本を読み漁り、気づけば数百冊に積み上がっていった。
そんな筆者の読んだ本の中で、「これだけは読まずに死ねない」という類の本がいくつかある。また、「これを知っていたら、人生はもっと楽しい」という系統の本がたくさんある。
それらを独り占めせずに、多くの人に知ってもらい、世界の平和を考えていきたい。そう、自分だけのものにしてはいけない。・・・と、そんなわけで、これから数回に分けて「人生で一度は読むべきおすすめ本」を紹介していこうと考えている。
筆者があれこれ書くより、それらの本を読んだほうが分かりやすいし、価値もある。
多くの人が幸せを求めながら不幸を演じ、世界が平和を希求しながら戦争へと向かうのは、「この世界が何たるか」を知らず、理解せず、行動しないが故に起きている。
その情報をどこから得るのが良いかといえば、良き本から得るのが一番だ、と筆者は思う。