先日、iPadの発売サイクルが早すぎるという問題について指摘した。
そんな問題点を強調してくれるかのように、既にiPad 第5世代の噂が出現し始めている。
新しいiPadが発売されてすぐに次のiPadの噂が出現するのは、恒例のことではある。
そんな噂が出現しても、これまでなら「そんな早くバージョンアップされるわけない」という意識が働いて、「現行のiPadを買おう」という話になりやすい。
しかし、今回のようにサイクルの速いバージョンアップがなされていくと、こういった噂を信じる人も多くなり、結果的に新型iPadの売れ行きが悪くなるような気がする。
つまり、買い控えてしまうわけだ。
現在Appleの株価は下がり続けているが、今回の件がどう影響してくるのか、筆者的に気になるところである。
さて、今回のバージョンアップのサイクルを考えると、「iPad 5 第5世代が来年早々に出現する」という話を完全に否定することもできなくなったように思う。
ということで、一応、そのiPad 第5世代の噂について少し書いておこう。
Apple Insiderによると、今回新しくなったiPad(第4世代)は、CPUなどの内部構造のバージョンアップなので、Appleは来年の早々に外見のバージョンアップを図るはずだという。
その大きな理由として、マイクロソフトのサーフェイスがあげられている。
サーフェイスの売り上げがAppleにとって脅威となり、現行のiPad 4よりさらに薄くて軽いiPad(第5世代)の発売を急がせるという話だ。
以前紹介したマイクロソフトのSurface(サーフェス)がヒットすれば、この話もあり得なくはないと思う。
ただ、サーフェイスを実際に使ってみたというレビューを見ると、売れるかどうかは疑問である。
http://www.gizmodo.jp/2012/10/surface_rt.html
この記事だけ見ると、そんなに売れず、iPadの対抗馬にはならないように感じる。
したがって、サーフェイスだけが理由なら、iPad 第5世代の発売はまだまだ先になるのではないだろうか。