本日2月5日、iPadのretina版に128GBモデルが登場するそうだ。

http://www.apple.com/jp/pr/library/2013/01/29Apple-Increases-iPad-with-Retina-Display-to-128GB.html

企業の導入を増やすために容量を大きくしたようだが、はたしてこの試みは成功するのだろうか。

筆者はなんとなく、それほどの必要性がないように感じてしまう。

と、こんな話を書く理由は、以前指摘したように、Appleの企業としての信頼性がここのところの株価を通して現れてきているからだ。

これまで上がり続けて最高額を更新し続けていたのが嘘のように、Apple株価は下落し続けている。

ニューヨーク株価全体は、どんどん上がっているのにApple株は上がる気配がない。

このことは、企業としてのAppleの信頼性がなくなってきている証拠である。

これまでイノベーションを産み続けてきた企業だけに、その信頼性を失うのはあっという間なわけだ。


王者は1戦敗れただけで、これまで積み重ねてきた大きな信頼をなくしてしまうのだから、なかなか厳しいものである。

もちろん、これから株価も底をついて上がってくるかもしれない。

しかし、そのためには、これまで以上に高いレベルのインパクトが求められている。それは単に容量を増やしただけ、速くなっただけでは足りず、IT業界そのものにインパクトを与えていくものが必要だろう。

この分野でAppleに課せられた期待は、大きすぎるくらいである。

ただ、このまま株価が下がり続けるかというと、そうはいかないと思う。

なんといっても、Appleは、iPhoneやiPadなどの素晴らしい製品を持っている。

今後の可能性は無限大である。

つまり、大きな期待に応える力をいくらでも持っているわけだ。

その期待が膨らんでくる前にApple株を手にしておくのも一つの手かもしれない。

Apple株は外国株式を取り扱っている証券会社、SBI証券あたりで買うことができる。

筆者も高値で一旦手放したが、そろそろ検討を始めているところだ。

Appleから生み出される「大きなインパクト」を期待したい。