仕事で失敗したとき、みなさんはどう解決していますでしょうか?
ちょっとしたミスから、大きな失敗まで、働いていれば誰でも経験するものでしょう。
そんなときに「どう考えるか」で人間の成功が決まるといってもよいかもしれません。
ある人は、仕事の失敗をただひたすらに反省し、繰り返し繰り返しその失敗のことを思い出して気を落とします。
またある人は、「失敗なんて誰でもあるんだから」と開き直って、まったく反省せずに過ごすなんて人もあるでしょう。
このどちらに偏っても成長しないのが人間です。
仕事で失敗したのなら、冷静にその原因を突き止めて、同じ間違いを2度としないように努力することが大切です。
実に当たり前のことで、そんなことわかっているという人がほとんどかもしれません。
しかし、この当たり前を着実に行っていくことがなかなか難しいのではないでしょうか。
世の中には、仕事で失敗したときに「不幸が続くなぁ」とか「また悪いことがやってきた」とか、「自分はなんてダメなんだろう」と思う人も多いようです。
そんなときは、心をうまく切り替えなければなりません。
なによりもまず「仕事の失敗は成長の元、このことを通じて自分の人格は一層成長し、これからますます善いことがやってくる」
そう信じるようにいたしましょう。
仕事の失敗を成長の機会にする。
つまりは、「失敗を失敗にしないこと」が成長の秘訣なのです。
悪と云うものはない
世の中に絶対悪と云うものはない。悪い様に見えてもそれは必ず善くなるものである。首になったら、屹度なお一層よい位置があたえられるか、尚一層よい儲けが得られるものである。そう信じて、その与えられた立場、境遇による一切を悦び受けて、感謝しながら全力を尽くすときそうなるのである。しかしそう信じない者が可哀想である。私は盗難にかかって、貯蓄して資金を貯めてから光明思想を弘めようと思っていた愚さをさとって、今直ぐ光明思想をひろめ出したので生長の家が大きくなったのである。
(『新版光明法語 道の巻』P.70より)