深夜のApple発表、教育関係の話ということで端末の発表はなかったものの、iPhone4Sのとき以上に凄さを感じてしまった。
発表の中で紹介されたものは3つ。
なんといっても、目玉は電子教科書を簡単に作れる「iBooks Author」
そして、それを閲覧する「iBooks」
さらには、学校に行かずとも世界の授業が受けられる「iTunes U」
どれも可能性を感じるものばかりだった。
(追記:動画はApple KeynotesのPodcastで閲覧できる→
Apple Education Event, January 2012)
早速、全部ダウンロードして使ってみたところ、これまた驚きの連続である。
上手く活用すれば、勉強嫌いの人も「勉強が楽しくて仕方なくなる」
これからは、そんな環境を楽しんで作ることができるわけだ。
しかも、これらがすべて無料で提供されるというのだから、かなりの本気である。
日本では東大が先を進んではいるが、その他の日本の教育界にどんどん活用してほしいと願う。
ただ、一点気になるのは、情報の氾濫である。
個人が簡単に電子書籍を作れる環境が整ったということは、偏った情報、教える必要のないこと、間違っている話も増えてくるはずだ。
そういったものが出回り続けると、間違った教育へと進んでしまう。
作成する側はその辺を十分に留意して、正しく、良き方向に使う必要があると感じた。
また、見る側もその辺の判断力がこれまで以上に必要になってくるだろう。
つまり、技術の進歩以上に、それを使う「人間の心」を成長させなければならない。
今回の発表に驚嘆しながら、そんなことを考えた。