先日、アップデートされたATOKPad。

新型iPad(第3世代)の「Retina対応用アップデート」とは書いていないものの、iPad版のキーボードは綺麗になった。

以前、ATOKPadのiPad版の入力方法について考えたが、iPad版は画面が大きくて見やすいし、やろうと思えば両手打ちもできる。

使っているうちに「これはこれでよい」と思うようになった。

テキストがRetina仕様なのでiPad版も美しい。

また、今回のアップデートでiPhone版のデザインも一新され、iPad版と同じ感じのクールなデザインに変更された。

ちなみに筆者はデザイン的に上の写真の「Plywood(合板・ベニヤ板)」が好みである。

iPhone版の操作も一新

さて、iPhone版は、デザインが一層されただけでなく、操作性も少し変わった。

iPad版のように指のスライドで画面切り替えが出来るようになったのだ。

この切り替え操作、最初はなかなか良い感じで喜んでいた。

しかし、しばらく使うと「画面を切り替えたくないときにも画面が切り替わってしまう」という問題が生じてきた。

たまにある誤操作なら良いものの、筆者のこれまでの使い方では頻繁に生じてしまう。

特に、テキストを選択しているときや
、ATOKPadで文書をスクロールして読んでいるときに生じやすい。

ATOKPadは筆者が一番使っているアプリなので、これには困った。

他のアプリで同じような操作をしても誤操作はほとんどないため、ATOKPadならではの話である。

おそらく、スライドするときの画面の「遊び」が少なく、画面がすぐ切り替わってしまうことに原因がある。

解決方法を考え、設定でこの操作をオフに出来ないか調べたものの、見つからない。

結局、色々考えて自分の操作の癖を変えようと考えた。

親指で操作すると、ついつい指の動きが斜めになる。

そうすると、縦の動きのつもりが横の動きとして反応してしまい、画面が切り替わる。

それならば「指の操作が横にスライドしているように判断されている」という状態をなくせばよい。

つまり、指の動きをしっかりと「縦」、「横」で意識して使うようにすればよいわけだ。

当たり前の話だが、これで画面スクロールの誤操作は一気に減った。

続いて、テキスト選択時の操作だが、筆者はこれまで左から右に選択していた。

そうすると、テキスト選択ではなく、画面切り替えとして反応してしまうことが多い

右利きの人の当然の動きなのだが、これを変えて、テキスト選択はなるべく右側から左側に向けて選択するようにした。

これでテキスト操作時の誤操作もかなり減ったというわけだ。(二本指選択もアリだ。)

「iPhone版にこの画面切り替えが必要か」というUI側の話は置いておき、ひとまずこれで落ち着いた。

iPhone版の操作性については、より良いアップデートを待とうと思う。

筆者にとって、ATOKPadはこれまで同様に入力を楽しませてくれるアプリの一つである。

アップデートの操作性に多少の問題があっても、そのことに変わりはない。