安倍政権の暴走が止まらない。そう叫ばれて久しいが、集団的自衛権の憲法解釈が遠い昔のように感じられるほど、世間は安倍政権の暴走に慣れてしまっている。支持率は50パーセントを超え、安倍政権が安定した政権だと思っている人も多いことだろう。

しかし、多くの国民は、安倍政権の裏にあるものを知らない。なぜ安倍政権が暴走してまで右傾化を誘導するのか、その事実を知らないのだ。正確に言えば、それを知る術はなかったといってもよいだろう。

安倍政権を動かす日本会議の正体

ここに、一冊の本がある。

これは、『日本会議の研究』という書籍で、最近話題になっている本である。

この中に、安倍政権の裏にある日本会議、そして日本会議の中身が書かれてある。著者は、実に詳細に安倍政権と日本会議のことを調べ、これまで世間が知る術のなかった日本会議の中身と、安倍政権の実情を明らかにしている。

日本について憂う人々だけでなく、これからの日本を支えていこうとする人々は一読しておくとよいだろう。

さて、この本の中身を簡単に言ってしまえば、安倍政権を取り巻く人々は日本会議関係者ばかりであり、安倍政権は日本会議によって動かされており、その日本会議は「ある一群の人々」によって動かされているという。

この本のテーマは、日本会議を動かす「ある一群の人々」についてである。

私は、実は、この「ある一群の人々」のことを知っている。中には多少なりとも接したことがある人もいる。あちら側は覚えていないかもしれないが、私は明確に覚えている。

なぜなら、この「ある一群の人々」は、私が良く知る「生長の家原理主義の人々」だからである。

生長の家原理主義者について

当ブログでは、何度か生長の家の書籍を用いて、記事を書いたことがあるから、既に生長の家をご存じの人も多いだろう。

私がなぜ生長の家の書籍を用いて記事を書いたかというと、生長の家の書籍の中には現代人が忘れている大事なことが沢山書かれてあるからである。また、人間が生きていくうえで必要な人生観、世界観が網羅されている。

現代人の多くは、宗教とカルトの区別がつかず、宗教を毛嫌いし、根本的な信念を持っていない人が多い。常識という名の無宗教を語り、たいした生きがいもなく、家でも電車でもゲームや漫画ばかり、何の目的もないような人間が増えた。

これは安倍政権の暴走よりも憂うべきことかもしれない。

そこで、宗教の中では特にリベラルで、偏りが少なく、キリスト教や仏教、神道といった正しい宗教の素晴らしいところを書き続けている「生長の家の書籍」について記事にした。

つまり、生長の家の信仰について紹介したわけだ。

ここで、先ほどの話に戻ると、日本会議を動かす生長の家原理主義者は、ほとんどの場合、生長の家の信仰よりも「運動」に感動し、運動のために組織に入っていた人を指す。いわゆる政治運動や、生長の家が過去に掲げていた運動目標を今でも目指し続けている人々である。

これらの人々は、生長の家が過去に掲げた活動を続けてはいるものの、生長の家の信仰者ではない。時代に応じた変化についていけず、過去に書かれたものを誇示し、そこに絶対性をもつ。故に原理主義者と言われる。

原理主義の問題は、イスラム教でも問題になっているので、多くの人はご存じのことだろう。ここでは詳しい説明を省くが、簡単にいえば偏っているのである。

そして、今、何が問題かというと、そういった原理主義的感覚をもつ人々によって安倍政権が動かされ、日本の決定がなされていることである。

私はもし、生長の家の信仰をもつ人々が国を動かすのであれば、正直に応援したい。生長の家の書籍を読めば分かるように、世の中のリーダーとなるべき人はこういった人生観を持った人がふさわしいと思う。

一方、生長の家の信仰をすてて、別派を作ってまで活動するような人々には任せたくない。そこには偏りがあり、嘘があり、不誠実そのものだからである。

生長の家の書籍のどこを探しても「ヘイトスピーチをせよ」といったことは書かれておらず、善い言葉を広げようとしか書かれていないはずだ。

この本を読んで興味を持った人は、ぜひ生長の家の書籍も読んでみて、何が大事で、何が真実かを見極めてみてほしい。