新型iPad(第3世代)のRetina用アプリの対応が少しずつ進んでおり、つい先日、筆者のおすすめ「大辞林アプリ」もアップデートされた。
iPad用の辞書も色々だが、iPadに辞書を入れるなら断然「大辞林アプリ」をおすすめしたい。
理由はアプリの質がよく、使いやすいからである。
2500円と高額アプリだが、ずっと使える電子辞書を買うと思えば安いものだ。
もし、「大辞林は高い」という人は、iOSの内部辞書を使った無料辞書アプリを入れておくとよいだろう。
無料でもオフライン辞書として使えるので便利そのものだ。
さて、先日紹介した動画での大辞林アプリの速度比較についての話は、今回のアップデートによってその速度が改善された。
新型iPad(第3世代)の大辞林アプリの速度が遅かった理由は、やはりアプリがRetinaに対応していないだけだったようだ。
再度比較してみたところ、速度はほとんど一緒だった。
まぁ、速くはならなかったものの、遅いよりは良い。
新型iPad(第3世代)を購入した筆者としては、ひと安心した次第である。
この調子でRetina対応アプリが増えるのを楽しみに待ちたい。
では、せっかくなので、そんな大辞林アプリの画面を「新型iPad(第3世代)のスクリーンショット」と「iPad2のスクリーンショット」で比較してみよう。
(ホームボタンとスリープボタンを同時押しでスクリーンショット)
残念というか当たり前というか、正直、スクリーンショットでは違いがほとんど分からない。
上が新型iPad(第3世代)で下がiPad2なのだが、パソコンの画面で見たら尚更分からないと思う。
ということで、iPhone4Sで撮影してみた。
これならよくわかる。
かなりの近接で撮影しているのでiPad2の写真は必要以上に粗いが、同じ大きさにしてみると違いがよく分かると思う。
ただ、実際、この画面の美しさの違いは、手にしてみなければ体感できないところだと思う。写真では伝えきれないものがある。
ともかく、テキストが綺麗なので、電子書籍などのテキストを読む機会が多ければ、断然新型iPad(第3世代)が良い。
そして、今回紹介したような「辞書」といえば、テキストだらけである。
そう、テキストが美しい。
Retinaの画面で辞書を引けることに、この上ない喜びを感じる筆者だった。