読みたい本を1・2冊持ち歩くのは簡単だ。
しかし、本を何十冊、何百冊と持ち歩くのは難しい。
「本を何十冊、何百冊、何時でもどこでも読むことが出来たら・・・。」と思う人も多いと思う。
そんな願いを叶えてくれるのが「電子書籍」である。
本を電子化してiPhoneやiPod touch、特にiPadに入れておけば、好きなときに好きな本を読むことができる。
ということで、iPadといえば「電子書籍」
そして、電子書籍といえば「書籍の自炊」である。
自分が持っている本をバラバラにして、如何に電子化するか。
様々なサイトで電子書籍化、いわゆる本の自炊方法が載っている。
大切な本はバラバラにしたくない。
さて、この電子書籍の自炊。
筆者はなかなか実行する気になれなかった。
いらない本ならまだしも、家にある大切な本をバラバラにしてしまうのは、どうも気が引ける。
本を分割せずに、電子書籍化できる方法はないものだろうか。
そう思って「本を分解せずにスキャナーでPDF化してくれる。」なんていうスキャナーを探してみたが、あまり実用的なものはなかった。
・・・大事な本をバラバラにしたくない。
でも、iPadに入れて持ち歩きたい。
そこで参考にしたのが、たった10分でiPhone 4Sを使って「iPad向け電子書籍」を非破壊的自炊する方法ーもとまか日記乙
読んでみて、なるほど。画期的である。
つまり、本をパラパラめくって、iPhone4Sのカメラで動画撮影してしまえばよいわけだ。
すぐさま指サックをつけ、iPhone(カメラ)を固定し、本をパラパラめくること数分・・・。
なんとも、簡単に「動画書籍」が出来てしまった。
出来上がった「動画書籍」は、以下のアプリで閲覧している。
本来は動画から静止画を抜き出せるアプリなので、スローモーションで一枚一枚読むかのように閲覧できる。
また、iPhoneだけでなく、iPadにも対応しているので、これをビューア代わりに使ってもなかなか良い感じなのである。
ということで、バラバラにせず、しかも短時間で本の電子化が出来た。
しかし・・・、簡単なだけに問題点が2つある。
一番大きな問題は、動画なので「データ容量が大きすぎる」ことだ。
こんなに大きな容量では、読みたい本がたくさんある場合に保存が難しい。
数冊程度ですぐに消すならこの方法でもよいのだが、何十冊・何百冊と電子化したい場合には全く向いていないのだ。
また、PDFのように拡大できないので、iPhoneやiPod touchでの閲覧が厳しく、読みにくい。
やはり、さっと取り出せるiPhoneやiPod touchでも読めるのが理想的である。
そんなわけで、上記の問題を解決してくれる方法を模索した。
「動画を一気に静止画にして、最終的にPDF化してしまう方法」