iPhone4Sの予約が初日から100万台を超えて、史上最高になっている。
それに便乗するかのように、ソフトバンクは「iPhone3Gや3GSを持っている人で割賦金を払い終えている人には6000円キャッシュバック」というキャンペーンを加えた。
野球でソフトバンクが優勝したことも加わったのか、社長は大盤振る舞いのようである。
予約殺到中のiPhone4Sだが、ソフトバンクオンラインからの予約もできる。筆者のように店頭手続きが面倒な人は、オンラインで申し込むと良いだろう。
iPod touchかiPhone4Sか
さて、iPhone4Sが大盛り上がりのところ、iPod touchも新しい展開を迎えている。先日のAppleの発表であったとおり、現行の第4世代に新色のホワイトが加わって売り出された。基盤は同じだが、価格も下がって手に入れやすくなっている。
そのせいか、iPod touchとiPhone4Sで迷う声もあるようだ。
今回は参考までに、筆者がiPod touchにして良かったことをあらためて書いておこうと思う。
普通に考えれば、iPod touchはスペック面でiPhoneには敵わない。カメラもGPSもCPUも容量においても勝るところがない。現在のスペックで勝るところといえば、薄くて軽いところくらいである。
では、あえてiPod touchを選ぶ理由は何だろうか。メリットはあるのだろうか。
以下に筆者が考える大きな理由を3つ挙げてみよう。
1.電話がかかってこない
2.月額費用を抑えられる(WiFiを選ぶことができる)
3.既存の携帯電話が使える。(携帯会社に依存しない)
1.電話がかかってこない
一番目の理由は意外に思うかもしれない。
まともな考えとしては、電話機能のあるiPhoneのほうが一つにまとまっていて便利な面が多い。一つ持ち歩けばすべて事が済んでしまうので、大きなメリットといえる。
しかし、筆者からしてみると、作業中に電話がかかってくることほど煩わしいことはないのである。
「PCの代わりにiPod touchを効率良く使おう」というような場合、電話機能はないほうが使いやすい。
最近はiPadがあるのでこの理由も薄くなっているが、持ち運び便利で電話もかかってこない「iPod touch」が必要な人も多いと思う。
2.月額費用を抑えられる(WiFiを選ぶことができる)
2は、iPhoneにはないメリットだ。つまり、WiFiを自由に選ぶことができる。
毎月の通信費用というのは、なかなか大きいものである。携帯電話会社はそれで収入を得ているのだから当然だ。
しかし、ソフトバンク回線でなくても、WiMAXやポケットWiFi、公衆無線LANなど通信手段はいくらでもある。自宅にネット回線が引いてあれば、無線LANにして自宅での無料使用も可能になる。
一方、iPhoneは必ず通信費がかかる。この点でiPod touchは自由があるといえるのだ。
また、筆者はiPod touchのお陰でWiFiについて調べる機会を得た。もし、いきなりiPhoneを選んでいたら既存のソフトバンク回線に注意が向けられて、WiFiにこれだけ興味が湧くこともなかったように思う。
ところが、運良くiPod touchを使ったためにWiFiについて考えざるを得なくなった。つまり、iPod touchがあったからこそWiFiについて考慮し、通信費の大幅削減と利便性の向上を図ることができたといってもよい。
筆者としては、最初にiPod touchを選んで大正解だったのだ。
3.既存の携帯電話が使える。(携帯会社に依存しない)
これもiPod touchのメリットである。電話ではないので、既存の携帯電話との2個持ちにも意味がでてくる。つまり、日本のガラパゴス携帯が好きな人は、iPod touchを使えばよいのだ。
Docomoなど、iPhoneの出る可能性が限りなく低い携帯電話を使っているならば、尚更iPod touchが良いと思う。
スペックで劣っていても、違う角度から見ればメリットも多い。結局は、iPhoneもiPod touchも好みの問題といえるので、自分に合うと思ったほうを選べば後悔はしないだろう。
尚、「iPod touchの5世代まで待ったほうが良いかどうか」は、あらためて記事にしたいと思う。