ドコモからiPhoneが発売されるという話で、ケータイ業界はてんやわんやである。
前に書いたようにドコモからiPhoneが発売されても関係ない筆者なのだが、Appleの妥協する姿勢には少し残念な印象を受けた。
というのも、スティーブ・ジョブズ氏が強硬な姿勢で攻めていたからこそ、今のiPhoneの発展があったと筆者は思うからだ。
どこでも手に入るものは価値が薄まりやすいので、高い価値にはそれだけの対応が必要である。
今回、ドコモとAppleがどこまで譲りあったのかは不明だが、おそらく、Apple側の譲歩が大きいのだと思う。
筆者的にはそのことでiPhoneの価値が下がらないことを願うのだが・・・、iPhoneの質がよいのでそんなことは杞憂かもしれない。
さて、以下のような記事を目にした。
ドコモの“鎖国解禁”でガラケー絶滅へ
思うに、iPhoneがドコモから発売されても、いわゆるガラケーの類はなくならないと思う。
なぜならiPhoneのような高機能を必要としない人は、世の中に山ほどいるからである。
流行りもので一時期iPhoneばかりになったとしても、使う用途の少ない人は、しばらくしてガラケーに戻すものだ。
読者のまわりにもきっとそんな人がいるはずである。
たしかに、まわりを見渡せばiPhoneユーザーは増えたし、iPhoneにハマる人も多い。
しかし、みんながみんなiPhoneにするほど、単純な話ではない。
ドコモとの連携プレーで一時期iPhoneが増えることは間違いないが、iPhoneを使いこなすことなくガラケーに戻る人もまた後を絶たないはずなのだ。