シュプスタ

FONとlivedoor wirelessについて

以前少し紹介した「FON」について書いておこうと思う。

FON FONERA 2.0n (フォネラ 2.0n) FON機能搭載 無線LANルータ FON2303


費用:ルータ購入代金7480円のみ(現在amazonのみが取扱っている。)

アクセスポイント数: 日本国内は約7万3500ポイント以上
(公式サイトでは国内約53,000ヵ所で2008年時点の数が掲載されている。)世界中で約43万2000ポイント以上(平成21年10月20日)

2010年2月からソフトバンクが一定の条件で無償ルータを配っているため、現在は上記の数よりも多くのポイントがある。


「FON」は専用の無線LANルーターを購入し、自宅での設置とFONメンバーとしての登録をすれば、世界中のFONスポットの利用が可能になるシステムである。外出先でiPod touchなどの無線LAN端末製品を利用して、いつでもどこでもネットに繋がることを理想として運用されているものだ。

自宅でインターネットのできる環境は必要だが、利用料は無線LANルーターの購入費以外一切かからない。

この「FON」のアクセスポイントは公衆無線LAN(WiFi)のアクセスポイントとは違い、個人によって設置されたものがほとんどである。そのため、公衆無線LAN(WiFi)のアクセスポイントが少ない住宅街にも多数のAPが存在するのが特徴的だ。

これからエリアがどんどん拡がれば、モバイルルータも必要なくなる可能性もあるので、今後さらに発展が期待される無線LAN(WiFi)システムの一つである。

ただし、使用している筆者の感想としては、運営面で問題があると思う。今後の運営がこのままでは、利用者を逃がしてしまうことにつながるだろう。

使っていると分かるのだが、Myplace以外の通常セキュリティ面、FONのサイトやQ&Aの管理、FONMapのアプリ、どれも適当な感じがしてしまう。人が少ないのか、やる気がないのか理由はよくわからないが、もっと利用者のために正しい情報を発信し、改善するなど、積極的に働いて欲しいものである。

昨年からソフトバンクが協力関係にあるので、FON運営の改善については今後の展開に期待したい。

さて、特筆すべきお得な情報は、FONルータの購入費だけでlivedoor wirelessのエリアが使えることだ。livedoor wirelessは、東京都を中心に2200以上のアクセスポイントがあり、主に山手線圏内の街中で使うことのできる公衆無線LAN(WiFi)のことである。

FONのメンバーであればこのlivedoor wirelessのエリア内で、FON_livedoorというアクセスポイントからネットに繋ぐことが出来る。本家livedoor wirelessは月額525円かかるので、費用面でかなりお得だ。

※FON_livedoorのローミングサービスは2011年2月28日をもって終了した。

これに加えてFONのアクセスポイントもあるので、色々な場所でiPod touchを繋ぐことができるようになると思う。

ルータの接続も付属の説明書を読めば簡単に設定できるので、自宅に無線ルータがない場合は、FONの無線ルータを検討してみるのもよいだろう。

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