「本当の幸福は心の平和より来る」
幸福は常に内より来る。外に百万の富があろうとも、心の中に平和なければ何の幸福ぞや。外に何の富がなくとも、心に平和ありて、人を愛することが出来るとき、それが本当の幸福なのである。心の平和は神との一体感によって得られるのである。神は我々が離れたと思っている時にも決して離れてはいないのである。
唯、自己に宿る神の声をわざと聞かず、肉体の声のみに耳を傾けているとき最初は楽しいように感じられていても、それは神から遠ざかるから結局淋しくなって来るのである。
(『幸福を招く365章』P.84)


吾々のうちに、素晴らしい力が宿っている。

宇宙を創った力と同じ力が、自分の中にある。

その力の本源を神というなら、神の存在の有無を問う必要なんてないのだ。

スティーブ・ジョブズ氏が「吾、宇宙に衝撃をもたらさん」と欲した理由は、スティーブ・ジョブズ氏の中に宇宙があったからである。

言い換えれば、神があったのである。

多くの人が道に迷い、不幸にぶち当たるのは、この内なる神の声を聴かず、周りの声に惑わされ、神から離れた生活をするからなのだ。

そう、スティーブ・ジョブズ氏だけでなく、すべての人のうちに神はあるのである。

心のうちに善なる神、完全なる神を求めよ。そして、その声に耳を傾けるべし。

善なる神、われを生かし導き給う。生ける神、われを愛し導き給う。

人生において、この内なる神を求め、その声を聴き、表現することほど大切なことはないのだ。

あぁ、素晴らしき人生。すべての人々の幸せを祈らずにはいられない心境。
私の一挙手一投足が人々のため、世界のためになるように。

幸福を自己の内に求めて、明るく、そして真剣に、今日を生きたい。