先日、発売された新型iPad(第3世代)
Retinaディスプレイ対応になったことで、その画面の美しさを讃える声があちらこちらで聞こえた。
そんな新型iPad(第3世代)の筆者の一押し活用法は「Googleアートプロジェクト」で好きな芸術作品を閲覧することである。
世界中の美術館にある芸術作品の数々、Retinaディスプレイならその素晴らしさがよりわかる。
もちろん、本物に勝るものはないが、普通のPC画面では味わえない一層の「美」を味わうことができるはずである。
日本の国宝も閲覧できる
この「Googleアートプロジェクト」、世界中の芸術を閲覧していると時間があっという間にすぎてしまう。
iPad用ではないので若干動きは重いのだが、夢中になって見てしまう。
そして、新型iPadのRetinaディスプレイで芸術作品の一つ一つを閲覧していくと、その技術の進歩にも驚かずにはいられない。
遠くの日本にいて世界中の芸術が見られるのだから、凄い時代になったものである。
さて、最近、そんなGoogleアートプロジェクトに「国宝・重要文化財を含む日本の美術館・博物館収蔵作品」が加わった。
このGoogleアートプロジェクトで見られる作品の一部には、70億画素の超高解像度で撮影されているものがあるのだが、今回加わった日本の芸術作品の中にも含まれている。
東京国立博物館に収蔵されている国宝「観楓図屏風」と、足立美術館蔵の「紅葉」の2作品だ。
説明によると、「細かい筆のタッチ」まで詳細に見ることができるらしい。
試しに閲覧してみると、その凄いこと、凄いこと。
上記写真の赤丸で囲んだ部分を拡大してみると、たしかに細かいタッチまで綺麗に見える。
素晴らしい国宝の細かい部分まで鑑賞できるわけだ。
ただ、この「Google art project」は、システム上、普通の画像保存が出来ない。
あるブログにはキャプチャできると書いてあるのだが、どうも方法が分からない。
ということで、iPadの場合は、スクリーンキャプチャー(ホームボタンとスリープボタン同時押し)で、作品を撮影し、トリミングするしかない。
まぁ、壁紙にせずとも、閲覧するだけでその美しさには感動してしまうし、凄い作品に出会うと、実物・本物を見たくなってしまう。
Retinaディスプレイで限りなく美しく見ることができるとはいえ、芸術作品はやはり本物が一番だ。
美術館が作品をネット上に公開するのも、ネット上で作品を紹介し、現地に足を運んでもらうのが狙いだろう。
実際、筆者も見れば見るほど、現地で本物を見たいと思ってしまうのだから、その狙いは抜群だと思う。