皆さん、おはようございます。

ご訪問いただきまして、ありがとうございます。

だんだんと暑くなってきました。もうすぐ夏です。

暑いときは、心も熱くなりますね。

さて、暑い季節に熱い本、ということで本日から『吉田松陰一日一言』を読み進めていきましょう。

吾々に大切なのは、良き書を読む事だと思います。

偉大なる先人の残した言葉は、吾々の信仰や信念、哲学や思想に良き影響を与えてくれます。

当サイトでは吾々にいい影響を与えてくれる良書を少しずつ紹介していく予定です。

どの本も全部を紹介することはできませんので、ぜひ手元に置いて読んで頂きたいと思います。

人の禽獣に異る所以
凡そ生れて人たらば、宜しく人の禽獣に異る所以を知るべし。蓋し人には五倫あり、而して君臣父子を最も大なりと為す。安政二年三月「士規七則」

【訳】だいたい、人間としてこの世に生を受けたのであれば、当然、人間が鳥や獣とはちがうという訳を知るべきである。まさしく、人間には五倫、つまり、父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信という、人の常に守るべき五つのありようがある。その中でも君臣と父子のあり方が最も大切なものである。

(『吉田松陰一日一言』P.6より)

いうまでもありませんが、「五倫」はオリンピックの「五輪」ではありません。

孟子の「親・義・別・序・信」、人が守るべき5つの道のことです。

この5つの道を忘れた時に人々の心は荒れ、世の中も乱れていくのだと思います。

人間は鳥や獣とは違います。

守るべき道を進んだときに、深い喜びを感じるものなのです。