LTE万歳な話でWiMAXからLTEにして電池持ちが悪くなったと書いたが、なんとiOS7にしたらさらに持たなってしまった。
そんなことは当然予想していたとはいうものの、筆者の場合は、午前中に電池が危うくなるので予想以上の減り具合である。
「Androidか!」と突っ込みたくなる気持ちを抑えて、Appleの推奨する基本的な節電方法の中から使えそうなものを抜き出してみた。
温度に注意する
iPhoneを直射日光の下や高温になる車の中(ダッシュボードなど)に放置しないことが重要です。高温はバッテリー性能に大きなダメージを与えることがあります。
なるほど、温度も電池持ちに関係するらしい。
どんな温度がいいのかというと、以下のとおり。
iPhoneが最適に動作する温度範囲は、0℃~35℃です
保管場所の適温範囲は-20℃~45℃です。
室温(22℃)に近い温度での保管が理想的です。
つまり、ズボンのポケットなど、体温に近い場所に入れているよりも、カバンの中や室温に近い温度で保管するほうが良いということになる。
すぐに取り出せるようにズボンのポケットに入れておくことが多かったので、カバンに入れるようにするのもよいかもしれない。
微々たるものだが、電磁波の関係で健康上も良いかもしれない。
Wi-Fiをオンにする
Wi-Fiをオンにすると、データにアクセスするアクティビティの消費電力を抑えることができます。「設定」>「Wi-Fi」と選択し、Wi-Fiネットワークにログインしてください。
実際、LTEや3G回線を使うより、WiFiのほうが電池持ちがよい。これは、最近切に感じるので間違いない。
理論値とは違って、2倍くらい長持ちする気がするのだが、いかがなものか。
ということで、WiFiが使える場所では、なるべくWiFiにつなげるようにしたい。
明るさを調整する
画面の明るさを落とすか、明るさの自動調節をオンにすると、バッテリー駆動時間を延ばせます。明るさの自動調節をオンにしておくと、周りの明るさに合わせて画面の明るさが自動で調整されます。
iPhone節電の基本中の基本である明るさ。設定していないひとは、真っ先に調節してみるのがよいだろう。
「めちゃくちゃ明るい画面→自動調整→最初から明るさを落としておく」
という順番で、右にいけばいくほど持ちがよくなるわけだ。
やり方は以下の通り。
「設定」>「明るさ/壁紙」と選択し、「明るさの自動調節」をオンにしてください。屋内で周りがまぶしくない時には、明るさを調整しましょう。「設定」>「明るさ/壁紙」と選択し、スライダーを左にドラッグすると、画面の明るさが落ちます。この変更を行った後でデフォルトの動作に戻すには、明るさの自動調節をオフにしてからもう一度オンにしてください。
自動調整は自動調整で電池を食いそうだし、毎回明るさを変えるのは面倒なので、筆者は最初から暗めの設定にしている。
それでもとくに不便はない。
ものすごく明るい場所で使うときだけ調整すればよいと思う。
新しいデータの取得頻度を抑える
Eメールなどのデータの取得頻度が高ければ高いほど、バッテリー駆動時間は短くなります。
新しいデータを手動で取得するには、「設定」>「メール/連絡先/カレンダー」>「データの取得方法」を選択し、「手動」をタップしてください。間隔を長くするには、「設定」>「メール/連絡先/カレンダー」>「データの取得方法」で「1時間ごと」をタップします。
注意:この設定はグローバルで、プッシュサービスに対応していないすべてのアプリケーションに適用されます。
頻繁にメールなどのデータを取得することでバッテリーは減りやすくなる。1時間ごとの取得でもよいなら、設定を変更しておこう。
メールの受信数が多い場合は、プッシュメールをオフにするとバッテリー駆動時間を延ばせます。「設定」>「メール/連絡先/カレンダー」>「データの取得方法」と選択し、「プッシュ」をオフに設定します。
設定後、このアカウントに送信されるメッセージは、メッセージ到着時ではなく、グローバルな自動確認の設定に従って受信されます。
筆者のGmailは、プッシュ通知にしているので、さすがに上記の設定は気が引ける。
しかし、あまりに電池持ちが悪いので、プッシュ通知についてもう少し検討してみてもよいかもしれない。
プッシュ通知をオフにする
アップデートのアラートをプッシュ通知するアプリケーションによってバッテリー駆動時間が短くなることがあります。プッシュ通知を無効にするには、「設定」>「通知」をタップして、通知をオフにしたいアプリケーションを選択し、次のように操作してください。
「通知スタイル」を「なし」にします。
「Appアイコンバッジ表示」をオフにします。
「通知音」を「なし」にします。
注意:アプリケーションを開くとアップデートの受信が始まります。
アプリのプッシュ通知は電池の持ちに影響するので、たくさんのアプリを入れていて、それがプッシュ通知だった場合、どんどん電池が減ってしまう。
いらないアプリは削除して、プッシュ通知も必要なアプリだけに設定しておきたい。
使わないアプリが多い人は、この機会に整理してみるのもよいだろう。
ちなみに、通知の設定を見てみるとこのアプリに通知が必要か?というものも結構多い。
試してみる価値はあると思う。
位置情報サービスの使用を控える
マップのように積極的に位置情報サービスを使うによって、バッテリー駆動時間が短くなることがあります。
「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」と選択すると、位置情報サービスを最近使用したアプリケーションを確認できます。位置情報を最近使用したアプリケーションは、オン/オフスイッチの横にインジケータが表示されます。位置情報サービスを使用したくないアプリケーションがあれば、スイッチをオフにしてください。
位置情報サービスを一切使用しない場合は、「設定」>「プライバシー」>「位置情報サービス」と選択して位置情報サービスをオフにしてください。
おそらく、電池をよく食べるのは、この位置情報サービスである。しょっちゅう自分の居場所がどこかを探すわけなので、その消費量はかなりものだ。
位置情報サービスがなくても平気なアプリは、オフにしておいたほうがよいだろう。
ただ、地図アプリで位置情報サービスをオフにすると、迷子になる可能性が上昇するので注意したい。
サービスエリア外では機内モードを使う
iPhoneは常に携帯電話ネットワークとの通信を維持しようとするため、電波の弱い場所やサービスエリア外では消費電力が増えることがあります。このような場合は「機内モード」をオンにすることで、バッテリー駆動時間を延ばすことができます。
しばらく使わなくてよいときは、機内モードにするのも一つの手である。
電波を探しにいかない分、電池の持ちは格段に良くなる。
方法は以下の通り。
機内モードを使うには、「設定」で「機内モード」をオンにしてください。ただし、機内モードがオンの間、通話はできなくなります。
ただ、この但し書きにあるように「通話」もできないので、本当に使わないときだけ設定するようにしよう。
機内モードで「電話通じないよ!」なんて怒られるかもしれない。
iPhoneをロックする
iPhoneをロックするにはスリープ/スリープ解除ボタンを押します。
引用するまでもないが、こまめにロックする癖をつけておこう。
また、人によっては自動ロックを長めにしている人もいるかもしれない。
電気のつけっぱなしと同じように、無駄な電気を食いやすいので、できれば短い時間を設定しておくとよいと思う。
方法は以下の通り。
自動ロックを設定するには、「設定」>「一般」>「自動ロック」と選択して、ロックするまでの時間(1分など)を選びます。
視差効果をオフにする
これは、iOS7から出てきた設定で、iPhoneのホーム画面を表示した上下左右に傾けると、アイコンが浮いているように見える効果である。
ポップアップ通知にも適用されているとのこと。
少なからず電池を消費すると思うので、いらない人はオフにしておくとよいだろう。
やり方は、「設定」を起動→「一般」→「アクセシビリティ」→「視差効果を減らす」をオンにするだけだ。
劇的には減らないまでも多少は影響があるかもしれない。
以上、基本的な節電方法を振り返ってみた。あらためて見てみると、実行していないものや忘れていたものもあるのではないだろうか。
まぁ、筆者の場合は一年経っているということが大きな原因なのかもしれないが、試せるものは試しておこうと思う。