iPhone5、iPod touch5世代ときたら、次に考えるべきは当然「iPad mini」の発売日だ。
発売されると決まっているわけでもないのに、巷で噂され続ける「iPad mini」
これだけ噂されるのは、その情報やら部品やらが漏れている証拠ではないかと思う。
AppleがiPadのmini版を試しているというのは様々な情報から予測できる話なので、あとはそれを製品にするかどうかの問題といってよいのかもしれない。
ちなみに、スティーブ・ジョブズ氏が7インチiPadを否定していたという経緯もあるが、ジョブズ氏自身が心変わりしやすいタイプだったようなので、Appleがそれに縛られることもないはずである。
また、iPod touchの第5世代がなかなか発売されないのも、この「iPad mini」が関係しているのではないだろうか。
さて、そんな憶測はともかく、今回はこれまでのiPad発売日を振り返って「iPad mini」の発売日について考えてみたい。今のところ噂されている具体的な発表日は、iPhone5と同じ2012年9月12日だ。
発表日 | 発売日 | 発売間隔 | |
---|---|---|---|
初代iPad | 2010年1月28日 | 2010年4月3日(アメリカ) | |
iPad2 | 2011年3月2日 | 2011年3月11日(アメリカ) | 342日 |
New iPad(第3世代) | 2012年3月7日 | 2012年3月16日 | 371日 |
iPad mini? | 2012年9月12日? | 2012年9月21日? | 189日? |
上記を見て分かるように、iPad miniをiPadの延長線上で考えると、「半年間隔での新製品」ということになる。
それだけを考えれば、発売の可能性はかなり薄い。
しかし、AppleがiPad miniを従来のiPadとは別のもの、つまり、新しい方向で考えているとすれば、話は変わってくる。端末に軽さを求めるタブレットユーザーは多いので、iPad miniが出ればそのニーズも大きいはずである。
その他、キンドルや7インチのアンドロイドなどに対抗する気になったとすれば、「iPad mini」の可能性も十分ありうるわけだ。
そんな「iPad mini」の発売、巷ではかなり確実視されているように見える。
9月発売の予想が先にあったが、10月以降の発売を予想するものもある。
記事をみると、10月以降の発売になる主な理由は、
「両製品に世間の話題が分散されてしまう」
「記者やブロガーが製品発売直前に公開するレビュー記事を準備するのに、ふたつの製品が同時となると負担も大変」とある。
確かに、これまでを考えると、一つのイベントに出てくる新製品は基本的に一つだけ。「3端末同時発表」という可能性は低いのかもしれない。
「話題が分散される」という理由も分からなくはない。
ただ、筆者はもし3端末発表となれば、これまで以上の話題になるような気がする。それは、世間の話題が分散されるという可能性より、「話題を独占できる」という可能性である。
最近、タブレット界の特許で独走し始めたAppleは、世間の話題まで独占しようとしている。
そんなことは考えられないだろうか。
イベント自体の存否ももうじき明らかになるわけだが、筆者はなんとなく3端末同時発表を期待してしまうのである。