先日、「iPad3の発売を待たずにiPad2を購入すべきだ」という内容の記事を書いた。
その理由の一つとして、iPad3の発売日が未確定だということが挙げられる。
iPhoneの新しい製品の発売が先に延びたように、iPad3の発売も例年のペースで発売されるとは限らない。
様々な事情で発売が延期されれば、優秀なツールであればあるほど使えなかった期間がもったいないというわけだ。
したがって、iPad2のような素晴らしいツールは、早めに手に入れておくべきだと筆者は思う。iPadが本当に必要ならばiPad3の発売を待つまでもないだろう。
iPad3の発売時期について
そうはいってもiPad3を待ちたいという人も多いと思う。
そこで、今回は、多くの人が気になっている「iPad3の発売日」について新たな情報を紹介しておこう。
今回、紹介するiPad3の発売記事は、Digitimesが伝えたものだ。Macrumorsもその記事を紹介している。
始めに結論をいうと、iPad3の発売は「来年2012年の第3四半期(7月~9月)以降」になるのではなかとのことである。
その理由の大きなものとしては、iPad2がタブレット製品として最も一般的な地位を獲得し、売れ行きも好調だということをあげている。
つまり、Appleが急いでiPad3を発売しなくても、iPad2がどんどん売れていくということだ。
確かに現状、iPad2に勝りそうなタブレットは見当たらない。
そのまましばらくはiPad3を発売せず、iPad2続投を考えるのも妥当といえる売上だろう。
ただ、Digitimesは、以前「iPad3の発売は今年の秋になる」という旨の情報を掲載している。
その結果はご存知のとおり発売されなかったので、Macrumorsではこの情報を多少疑いのまなざしで見ているようだ。
MacRumorsでは多少疑いを持ってみるべき報告とあるが、筆者は現在出回っているiPad3の発売情報としては一番あり得る記事だと感じている。
なぜなら、今回の噂の中に、「来年の2012年3月にiPadの生産を増やすものの、その増えるiPadはiPad2の改良版」という内容があるからだ。
「この秋に発売されるかもしれない!」といわれていた情報の中には「iPad3の発売ではなく、iPad2のパワーアップ版の発売だ」というものがあった。
これまでずっと噂されてきたiPad2のパワーアップ版。
2012年の3月に発売されたとしても不思議ではない。
こういった噂は、部品や下準備の関係などからくる予測が多いので、iPad2改良版の準備がある程度進んでいるということではないだろうか。
iPad2改良版はより薄く、より長く
記事では、そのiPad2改良版はiPad 2より薄くなり、より長い電池寿命を提示すると伝えている。
iPad3との違いは不明だが、ディスプレイや中身のCPUなどがiPad2と同じになるといったところだろうか。
以前、高精細液晶パネルの供給が間に合わないので、2012年の4月から6月以降になると噂されていたiPad3の発売時期。
例年通りであればそのくらいの発売時期が妥当な線で、筆者もそのくらいだと考えていた。
しかし、今回の記事は、その先の2012年7月以降の発売時期を予測しており、またさらに延びたわけである。
iPhone5がiPhone4Sになり、発売日も予想より延びたところを鑑みれば、iPad3の発売日も例年より長めに考えておいたほうがよさそうだ。