一昨日、iPad3が3~4ヶ月後に発売されるという話を目にした。(参考:DIGITIMES)
以前、3月発売の情報について書いたように、時期としてはまともな線である。
一昨日の噂は、iPadの生産や部品などの流れを考慮した予測のようなので、先日紹介した情報に少し肉付けがされた印象である。
既にもう年末の12月。
3、4ヶ月も経過すれば、iPadが例年発売されてきた時期になるので、可能性の高い噂も出てくる頃だろう。
ただ、前にA6プロセッサやディスプレイの製造遅れでiPad3の発売は4月~6月になるなんていう噂もあった。その辺の部品的な問題が解決したのかどうかは不明だ。
「部品問題」について解決したのかは不明だが、来年2月頃の発売が噂されている「AppleのiTVは32~55インチの3サイズが用意されてA6プロセッサ搭載っぽい」という情報を発見した。
その辺を考えれば、部品問題は既にクリアしているのかもしれない。
来年予想されているiPad3になって、どのようにレベルアップするのか。
Appleからの正式発表を楽しみに待っている人も多いことだろう。
ちなみに、筆者は現状のiPad2で満足しているので、「重さが半分になる」など劇的な変化でもないかぎりiPad3を購入する予定はない。
iPadがどんな進化を遂げるのか楽しみなだけである。
iPadが必要な周りの人には、「iPad2を今すぐにでも手に入れるべきだ」と話している。
Androidとウイルス
さて、iPadはタブレットの先駆けだけに、様々な面で他のタブレットとは比較にならない素晴らしさを持っている。
近々タブレットを購入しようと考えている人は、その辺をよく理解しておいたほうがよいだろう。
筆者は、少し前にGALAXY Tabを触ったが、相変わらず模造品の域を越えられないと感じた。(Windowsのタブレットは、Android以上にがっかりするレベルだ。)
もちろん、以前より動きが良くなっているのは確かで、近いものはある。
数年もすれば「Android製品がiPadを凌駕していく」なんて話をする人もいるくらい、Androidの質は年々向上していく。
しかし、iPadと比べれば、見た目の美しさや動きの精度が未熟なものだ。とても買う気になれない。
そのため、AndroidがiPadを凌駕する日はまだまだ遠く、そもそも訪れること自体に疑問を感じる。
その他、筆者がAndroid製品を買わないと決めた大きな理由は、以前から指摘しているウイルスの問題だ。
管理の甘い無秩序な市場は、ウイルスなどの氾濫を招いてしまう。
そして、現状を見ればAndroid製品にAppleのような管理体制を敷くことは、不可能である。
つまり、今後のAndroid市場はWindowsと同じように「ウイルスの氾濫とその対策」という人間的な成長の少ない余計な作業に追われてしまう。
ウイルス市場の繁栄には協力したくないのが心情である。
ウイルス対策の必要がないApple製品
セキュリティに関連して、最近、AdobeのFlashへの大きな脆弱性(セキュリティホール)が指摘された。
Flashの脆弱性は定番のように生じているので、iPod touchやiPhone、iPadで「Flashを使わない」というAppleの判断は正しかったと思う。
最終的にAdobeも方向転換せざるを得なくなったのは、ご存知の通りである。
この「Flashを使わない」という選択の結果がもたらす良い面は、これからの「HTML5」技術の進歩で明らかになっていくのだろう。
さて、いつも思うのだが、Appleの方針には「自らの信念を貫く」という一本筋が通っているように感じる。
Flashを使わない決断をはじめ、Apple製品のセキュリティが強いのも信念を貫いた結果いえる。
少し大げさに聞こえるかもしれないが、「ウイルスを作る心」がなくなれば、世界はまた一歩平和に近づく。
今後は、人々がウイルスのような余計な作業ではなく、もっと建設的な作業に励む世界を望みたい。
Apple製品のウイルス対策に、その明るい兆しを感じる今日この頃である。