最近、iPad3やiPhone5の部品について気になるものが多い。
たとえば、Reutersによると、サムスンが12月に全面稼働を始めた新しい工場で、Appleの「A5」プロセッサを製造しているという。
また、CNET Japanによれば、「iPad3」や「iPhone5」に搭載と噂されている「A6チップ」の生産は、現在サムスンとAppleで協議中らしい。
特許問題で争っていても、部品については折り合いどころを見つける動きのようだ。
これまでの噂では「iPad3来年3月発売」が有力に思えたが、筆者はどうもこの部品問題が気にかかる。
前にiPad3の「A6チップの生産が間に合わない」という情報や、「7月以降の発売」なんて話もあったからだ。
Appleが 「iPhone5」や「iPad3」を発売するとすれば、当然、現在発売中の「iPhone4S」や「iPad2」を超えるインパクトを求めることになる。
スペックアップはその1つだ。
つまり、「より早く、より綺麗に」を実現するために、iPad3やiPhone5では「A6チップ」が必須といえる。
仮にiPad3やiPhone5が以前と同じCPUを積んでも、上質なクオリティやユーザーの期待をクリアすることは出来ないわけだ。
そんなわけで、「iPad3来年3月発売」があるとすれば、A6チップ部品の供給についてはしっかりと決まっていなければならないと思う。
他のところで生産しているのならともかく、現在Appleとサムスンが協議中の段階なのであれば、来年3月の発売は少し疑問が残る。
iPad3の部品?
一方、海外のMac系サイトではiPad3の部品らしきものが話題になった。
写真は、マイクロフォン用の交換部品とのことだが、これまでのiPad2と比べると内部回路で異なるものらしい。
海外ではこの部品がiPad3の部品かもしれないと話題になった。
だいたい、新製品の有力な噂は部品から漏れてくることが多い。
もちろん、中には怪しい情報もたくさんあるので、必ずしも良い情報とはいえない。
しかし、部品製造には色々な人間が携わっているので、つい漏れてしまう情報も多いようである。
今回の部品が一体どんな意味を持つのか。iPad3の部品なのか、それともただの制作段階の試作品なのか。
その辺は、想像するしかないのが現状である。
ただ、一つ言えるのは、iPad3の来年3月発売が「期待だけに終わる可能性もある」ということである。
実際の発売はAppleしか知らない。
我々が如何にiPad3来年3月発売に期待したとしても、iPhone5への期待のように肩すかしを食らうこともある。
もしかしたら、3月に出るのはiPad3ではなく、以前噂されたiPad2plusかもしれない。
ということで、たとえ、来年3月にiPad3が発売されなくても、がっかりしないようにしたいものだ。