iPhone4Sの販売台数は発売3日で400万台、iOS5は5日間で2500万人以上。

驚異的な数字である。

この中に実は、筆者も含まれている。

そう、色々考えた結果、iPhone4Sを購入することにしたのである。

発売当初、購入する気がなかったので、決断には少し迷った。正直、ソフトバンクでもauでも、どちらで販売されても関係ないというくらい買う気がなかった。

しかし、色々考えると、今の生活にiPhone4Sが必要な気がしてくる。

考えに考えたが、あれこれと悩むのは性に合わないので、最終的にスパッと買うことにした。

iPod touch、iPad、遂にはiMacまで購入し、これにiPhone4Sまで買ってしまえば立派なアップルバカである。

今回はそんなアップルバカの試行錯誤の結果を書いておこう。

iPhoneとiPod touch

以前書いたように、筆者が今までiPhoneを購入しなかったのには自分なりの理由があった。

①作業中に電話がかかってくると困る。
②Android携帯や普通の携帯電話も使える。
③トータル費用が安い

しかし、今回のiPhone4S発売を機会に、筆者の中では上記の理由に「iPhone4Sの購入理由」が勝ってしまったのだ。

以下、iPhone4S購入理由である。

iPad2の登場

まず第一に、iPad2の登場である。今までよりも薄く軽くなったiPad2は、筆者のiPod touch使用率を下げた。

iPad2もiPod touchと同じように作業中の電話がかかってこないので、非常に効率よく仕事ができる。かかってくる電話で作業が止まることがない。

もちろん、iPod touchのほうが持ち運びやすいので、使い分けているが、今までよりもiPod touchの使用回数が減ってしまったのは確かである。

つまり、iPad2の登場で上記①の理由はあまり意味をなさなくなったということだ。

Android携帯を早く変えたい

第2にAndroid携帯から早く離れたいのが大きな理由である。

筆者は、グーグルが作ったAndroidに過大な期待をしてしまい、Android携帯を昨年購入した。

しかし、これは結局大失敗だったといってよい。

グーグルが作ったOSでも、携帯を作った会社が手抜きすれば、全くの不良品が出来上がってしまうのである。

しかも、グーグルのAndroid 自体が発展途上なので、基本的に使いづらい。将来的にはともかく、現時点では全くもって賢くない。とてもスマート(賢い)とは言いがたいのである。

iPhoneに備わっていない機能を使えるのは魅力的だったが、もはやそんな機能も使わなくなるほどAndroid携帯を使わなくなっていた。

Androidを使うなら、普通の携帯のほうが断然良いと思う。

ということで、②の理由は消え去り、多少お金がかかっても機種変更したい思いで③の理由も消えてしまった。

高性能カメラの必要性

さて、iPhone4Sの決め手は、カメラである。

筆者は、別に写真好きと言うわけではない。iPod touchのカメラで十分なくらい、カメラにこだわる理由もこれまでなかった。

しかし、今や一児の父。環境は変わり、子供の写真をよく撮るようになった。

そんな時、iPod touchのカメラでは画質に満足できず、Androidのカメラでは起動が遅すぎてストレスになってしまう。

そこで、iPhone4Sカメラの登場である。

このiPhone4Sのカメラは、iPod touchやiPhone4のカメラ以上に早く、しかも綺麗にとれるのだ。

iPod touchのカメラのスピードでも、下手なデジカメよりスピードが速い。それよりも早くなったというのだから驚きである。

たとえば、子供の表情なんてのは一瞬だ。その一瞬の美しさを撮れなければ、如何に画質が綺麗でも意味をなさない。

また、スピードが速くても画質が悪ければ喜びが半減する。

つまり、カメラで大切なのはスピードと画質なのである。iPhone4Sはどちらも良いものを持っている。

そんな「スピード感一杯で画質も良いカメラ」と「筆者の環境の変化」とが合わさって、購入の大きな決め手となった。

位置情報リマインダー

極めつけは、iOS5で登場した位置情報リマインダーである。iOS5で一番使いたかった機能がiPod touchやiPadで使えなかった。

“位置情報通知つきのリマインダー”なんて、忘れっぽい筆者にピッタリの機能である。今すぐにでも使いたい。

“位置情報通知つきのリマインダー”を使えるのは、iPhone4以上。

それならばiPhone4Sを試してみよう。

そんな思いも購入動機に加わった。

iPhoneの月額費用について

おまけに書いておくと、iPhoneの月額費用についても自分の中で解決した。

これまで筆者はiPhoneの月額費用にも納得していなかった。iPhoneにしなかった理由の一つである。

何度も書いているように、普段はWiMAXを使っているのでパケット通信を使用しない。

にもかかわらず、iPhoneでは使わないパケット通信料の最低額(1029円)を支払わねばならない。

「そんなバカな話があるか」と今でもこの考えは変わらない。

そこでどうしたかというと、今回はiPhone4Sを一括で購入することにした。

一括でも同じ金額を支払うことに変わりはないのだが、毎月の月割と無駄なパケット通信料を相殺している気分になる。

費用面は仕方ないと割り切って、今回はそれで我慢することにした。

iPod touchをどうするか

一番考えたのは、iPod touchをどうするかである。

同じような端末を2個持つ必要があるのだろうか。

筆者の答えは、「2個持っていても無駄にはならない」というものだ。

つまり、iPhone4Sを購入したからと言って、iPod touchを使わないわけではない。2つ持ちで使い方を変えればよいだけである。

何より、iPod touchは薄くて軽いので、持ち運びがそんなに負担にならない。2つあれば電池の心配も不要だ。

したがって、音楽や映像などをiPod touchに詰め込んで、使い分けるのが利口なやり方だろう。使い方次第でiCloudの同期機能も生かせる。

ということで、引き続きiPod touchも使うつもりだ。

※iPhone4Sは容量の少ないものを買った。


総括

「iPhoneの噂を追いかけるのにiPhoneを持ち歩かないわけにはいかない。」

「“最高のライフスタイル”を模索する当サイト、Appleの最高傑作を使いこなしてみないわけにはいかない」

そう言い聞かせ、ソフトバンクオンラインで購入してしまった筆者であった。

何はともあれ、このことで当サイトをご覧の皆様には、より良い情報を提供できるようになったと思う。

「世界に役立つ情報の紹介のため」これが一番理想的な理由かもしれない。

もちろん、以前と変わらず、携帯がdocomoの人にはiPod touchをおすすめするし、日本の携帯を使いたい人にもiPod touchをすすめたい。

これからはそんなiPod touchに加えて、iPhoneにもアンテナを張り巡らしていく所存である。