WSJが伝えたところによると、iPhone5は噂どおり、LTE搭載になるらしい。しかも、iPad3とは違い、多くの国でサポートされるとのことだ。
ここで気になるのが、日本での対応。
第3世代のiPadで使えなかった経緯もあるので、日本が当然のように含まれるとは限らない。
現在、日本でLTE技術をいち早く進めているのは「docomo」だが、この「docomo」からのiPhone販売は考えにくい。
ソフトバンクやauのLTE導入はこれからなので、すぐに対応されるかどうかというと、これまた難しいところである。
さらにいうと、ソフトバンクやauが手がけようとしているLTEは、アジア各国やアメリカ、ヨーロッパとLTEバンドが異なるため、第3世代iPadのときのように規格自体が合わない可能性もある。
規格が合わなければ、将来的な対応も難しい。
しかし、iPad3のときはともかく、さすがに日本を無視し続けることも出来ないと思う。
一応、iPhone5の規格自体は対応させておいて、ソフトバンクやauのLTEに合わせる方針かもしれない。
可能性としては、これが大きいように思う。
ちなみに、イーアクセスが展開しているLTEバンドは、ソフトバンクやauと違って、ヨーロッパで対応している規格。
もしかしたら、「イーアクセスからiPhone5発売!」なんて話も・・・、なきにしもあら、ず。
さて、筆者はiPhone5にLTEが対応したとしても、あまり動じない。
今のところ、ソフトバンクにしろ、auにしろ、LTEを使う気がないからである。
確かに、iPhone5単体で高速通信できるのは魅力的なのだが、iPadやパソコンに使えなければ効果は半減してしまう。
テザリングできればその考えは一気に変わるのだが、おそらく認められないような気がする。
そうなると、費用対効果で割りに合わないと思う。
ということで、iPhone5にLTEが対応したとしても、(筆者がiPhone5を買うとしても)WiMAX生活が続きそうである。