先日、iPod touch第六世代が発売するのか。ドコモのiPhone発売に関連してそんなことを考えた。

iPod touch 第六世代とドコモ

結論として、iPod touchの第六世代の需要が冷え込み、発売されない可能性もあるとした。

書いてはみたものの、なかなかの極論なので、iPod touchの第六世代が発売しない可能性自体は低いかもしれない。一つの思考実験と思ってお付き合い頂ければありがたい。

さて、今回は角度を変えてiPod touch第六世代の発売を考えてみよう。


iPod touch第六世代が必要になるところとしては、先日書いたドコモなど、これまでiPhoneを取り扱っていなかったキャリアのユーザー層がある。

そして、もう一つ、iPod touch第六世代を欲する層として忘れてはいけないところがある。

ガラケーのユーザーだ。

「iPhoneとかアンドロイドとか、正直いらない。」

そんなユーザーは、決して少なくない。

これらは、欲するニーズが違う人達である。電話は電話として使えればよいというわけだ。

まぁ、実際のところをいってしまえば、スマートフォンのような多機能携帯を使いこなす必要のある人は、一部の人だと筆者は思っている。

多くの人にとってiPhoneの多機能さは不要であり、電話とメール、それに付随した機能さえあれば問題ないのではないだろうか。

事実、iPhoneからガラケーに戻した人もいるし、これからも少なからず出てくると思う。以前、そんなことも書いた。

ドコモからiPhoneが発売されてもガラケーはなくならない

つまり、日本の携帯電話は、細かいところに配慮されているので、携帯電話としてはiPhoneよりも日本人のニーズにあっているものが多いものである。

海外では通用せずにガラパゴス化してしまっただけで、電話としてはよくできているのだ。

それをうまく取り入れたのがアンドロイドだというが、アンドロイドのような難しい感じもいらないという人がいる。

電話は電話でよい。電話として便利な機能があればよい。

そういう人のためのiPod touch第六世代、というのは如何だろう。

iPod touchは電話機能がないので、小さなパソコンやゲーム機、オーディオプレーヤーとして買う。

結構なニーズがあるのではないだろうか。

そうなると、iPhoneとは少し違う面が必要だ。

iPod touch 6世代が発売するなら、やはりiPhoneのお試し版ではなく、しっかりと区別して売り出して欲しいと思う。

そうすれば、色々なユーザーにApple製品を使ってもらえることになるはずだ。

ガラケーユーザー層には、iPod touch第六世代の食い込む余地があると筆者は思うのである。