人間、誰しも、睡眠なくしては生きられない。
人間だけでなく、生物は皆眠らずには生きられない。
飛ぶ鳥でさえ、飛びながらコツコツ睡眠をとる。
なぜ、人は眠るのか。生物になぜ睡眠が必要なのか。
科学ではいまだその謎解明できず、科学によって完全に解明される日もないだろう。
なぜなら、睡眠は科学だけでは解明できない問題だからである。
人が眠るシステムをいくら科学が解明しても、「なぜ眠るのか」までは解明できない。
睡眠のような「無意識の世界」、「目に見えない世界」は、科学の範疇を超えてしまうのである。
・・・と難しい話は置いておいて、今回はそんな「睡眠」に役立つツールについての話。
LARK Un-Alarm Clock and Sleep Sensor
睡眠の長短問わず、良く眠れば疲れなく、次の日に快く活動できる。
一方、良く眠れなかった日は、調子も悪い。
誰しも「良い眠り」につき、「良き一日」を送りたい。
多くの人が「顕在的」にも「潜在的」にも考える願望の一つだろう。
睡眠系アプリが人気なのも、そんな願いの現れといえる。
さて、人気のあるiPhoneの睡眠管理アプリといえば、「Sleep Cycle alarm clock」が有名だ。
このアプリは、レム睡眠・ノンレム睡眠などを判断して、寝覚めの良い時間に起こしてくれるという。
筆者も使っていた時期がある。
使ってみて成る程、なんとなく目覚めが良いように思う。
良く出来たアプリである。
しかし、筆者はいつしかこの「Sleep Cycle」を使わなくなってしまった。
使わなくなった主な理由は以下の3つだ。
①電源をつけっぱなしにしなければいけないこと
②近くに置いておかなければならないこと
③音が鳴ってしまうこと
まず、①に関してはいうまでもない。
「電力の無駄」である。
出来る限り、少ない電力消費で過ごしたい人にとって、不必要な充電はなるべく避けたいのだ。
アップルのサイトによると、iPhoneなどの充電は1時間くらいで80%、フル充電には3~4時間かかるという。
ちなみに、2時間も充電すれば表示自体は100%になり、必要な時間帯は十分使うことが出来る。
そのため、必要な充電ならともかく、夜中何時間も無駄に充電するのはどうも気が進まない。
長時間の充電はiPhoneのバッテリー自体にも宜しくないため、朝の充電だけで済ませたいのだ。
次に、②の「近くに置いておかなければならない」というのは、センサーの問題である。
「Sleep Cycle」は加速度センサーを使っているので、iPhoneを寝床から離してしまうとセンサーが役に立たない。
寝床近くに置いておかなければならないため、身体を起こさずにアラームを止めることができてしまう。
したがって、どうしても「二度寝の可能性」が高くなってしまうのだ。
だいたい朝は“寝ぼけて”いるのが普通なので、起き上がらず無意識にアラームを止めていることも少なくない。
いくら目覚めの良い時間に起こしてくれるアラームと言えども、二度寝したら意味がないのである。
そんなのは「起きる意志の問題だ」と言われるかもしれないが、アラームで「パッと」起きれてしまう人は「熟睡できていない可能性」が大きい。
睡眠は量以上に質が大事なので、アラームで簡単に起きないくらいの「熟睡」が理想だと筆者は思う。
最後の③は、不思議に思うかもしれない。
目覚まし時計は音が鳴るのが普通なので、いちいち問題にもしないだろう。
しかし、共に生活する人がいる場合、音についてはよくよく検討する必要があると思う。
一人で生活しているのならば、目覚まし時計を遠くに離して置き、大きな音で鳴らせばよい。
身体が起き上がれば、それに伴って目も覚める。
朝4時~5時に起きると大抵眠いが、顔を洗って歯を磨いている内に、意識は時間とともに覚めてくるものだ。
しかし、家族がいる場合はそうもいかない。
毎日、家族が揃って同じ時間に起きるならともかく、起きる時間が多少でも違う場合は、早朝に大きな音を鳴らすのも気が引ける。
その音が気に入らなかったり、狭い部屋に小さい子いたりすれば尚更だろう。
以上のような理由から、筆者は音の出る目覚まし時計やアプリをやめようと考えた。
そこで、代わりに使っているのが「LARK Un-Alarm Clock and Sleep Sensor」だ。
「LARK Un-Alarm Clock and Sleep Sensor」があれば、音を鳴らさず、バイブレーションで起こしてくれる。
値段が高いので、「だまされたと思って」購入したのだが、まぁ正解だった。
遠くに離して置いておいても使えるので、(充電さえ忘れなければ)決めた時間で確実に目が覚める。
また、「目覚まし音」もならないので、寝ている家族を起こすこともない。
LARKのアプリが睡眠の様子も判断してくれるので、若干の不具合はあるものの自分の睡眠リズムの参考にもなる。
睡眠の評価に関しては人それぞれだと思うが、データに関してはかなり正確な記録が残る。
ちなみに、睡眠評価が「良くない」とされてしまった筆者だが、毎日元気溌剌である。この辺は個人差があると思う。
睡眠の評価以外で問題があるとすれば、充電するものが増えてしまうことだ。
先ほど書いた①の理由については、他の方法で補う必要があると考えている。
以上、寝起きに役立つツール「LARK Un-Alarm Clock and Sleep Sensor」、最近「LARK アンアラームシステム LRK-PH-000001」として新たにリリースされている。
ともかく「決めた時間に必ず起きる。」
これが良眠のコツである。
朝を生かせば、人生も大きく変わる。