昨日のソフトバンクモバイルの「2011年冬春の新製品発表」で、WiFiについての新しい発表があった。AXGP技術を使った来年2月以降に提供予定の次世代通信サービス、「SoftBank 4G」である。

「SoftBank 4G」の発表に際して、思うところを書いてみよう。

下り最大110Mbps「SoftBank 4G」

最初のモバイルWiFiルータの名称は「ULTRA WiFi 4G SoftBank 101SI」。

ウルトラマンがマスコットだ。

この「SoftBank 4G」、月々の利用料金次第でかなり期待のWiFiになる。(現時点では未定、魅力的な価格になるとのこと。)

なんといっても通信速度が、下り最大110Mbps。現在のWiMAXの通信速度が下り最大40Mbpsなので、3倍近いスピードである。

実際の速度がどうなるかにもよるが、モバイルでここまでの速度が実現できれば文句のつけようもないだろう。(はじめに出る「ULTRA WiFi 4G 101SI」の通信速度は、下り最大76Mbpsまでになるようだ)

そしてサービスエリアも2012年度末には全国政令指定都市の99%になる予定で、申し分ない。

ソフトバンクからiPhone5の登場がなくなるなんて噂も聞こえてくる中、先行き明るい発表のように思えた。

最近のWiFi事情

さて、最近のWiFi事情、世の中は急速に展開している。

WiMAX2、LTE、今回のAXGPなど、次世代通信サービスへの期待は高まるばかりだ。

そんな次世代通信サービスが期待される中、当サイト【WiFiG】では、費用や速度、将来性、契約期間などを考え、WiMAXを現時点での1番にあげている。

他にLTEを採用しているDocomoのXiもあるが、費用が高く、契約期間も長い。イーモバイルのPocket WiFiは安いが、契約期間が長い。

技術がどんどん発展していく中、上記のWiFiと2年契約を選ぶのはなんとなく躊躇してしまう。

その点、WiMAXは長くても1年契約なので、身軽な乗り換えが可能だ。

したがって、これからWiFiを選ぶならば、費用面、速度、将来性、それに加えて契約の縛り期間も考えて選びたいところである。

ちなみに、世界的にはLTE技術が採用される傾向にある。

今回紹介した「SoftBank 4G」のAXGP技術は、LTEではないのだが、LTEとの互換性が100%だという。

つまり、仮にLTEがWiFi事情を支配しても「大丈夫」なわけである。(Appleの使用するLTE規格が違う可能性もあるようだ。)

そこにあえて、個人的な意見をいっておくと、LTEよりも現在使用中のWiMAXにがんばって欲しいところだ。

下り最大330MbpsのWIMAX2が導入されれば、他とは比べものにならないWiFiになると思う。

WiMAX2が費用面でどうなるか分からないところでもあるが、iPhone5と同様に楽しみなものの一つである。