シュプスタ

心が一切のものをつくる


人間の生命は、宇宙全体の生命の一部分であり、人間の心は宇宙全体の心の一部分であるのである。星を造り、太陽を造り、一切万物を造ったと同じ心の力が、人間に宿っているのである。だから人間の心は一切のものを造る
ことが出来るのである。
「心の力」と云うものは単なる空想でも、観念論でもないのである。現実に立証し得る所の力なのである。特に信念を持った心の力が、言葉によって発せられるとき、それは驚くべき大いなる創造力を発揮するのである。
信念をもった宗教家や、占い者や医者が、「お前の運命はこうなる」と云った時、その言葉の通りになるのは、心の力が言葉を通して有力に働いた結果である。
(『幸福を招く365章』P.6より)

読者は、自分の心というものが何なのかについて、考えてみたことがあるだろうか。

おそらく、人として生まれたからには、そんなことに一度は思いを寄せたことがあるはずである。

そして、考えてもよくわからないので考えるのをやめる人も多いと思う。


しかし、吾々は人生というものを切実に考えてみたときに、この「心」というものを避けては通れないのである。

なぜ、心があるのか。

心とは何だろうか。

自分とは一体何者なのか。

そんな質問をしだしたら止まらないのが普通だと思う。

つまり、人は心抜きには語れないものなわけである。

今回紹介したところは、その心とは何かについて書かれてある。

”太陽を造り、一切万物を造ったと同じ心の力が、人間に宿っている”

だから人間の心は一切のものを造ることが出来る。

このことを自覚しているかしていないかで、運命は大きく変わる。


モバイルバージョンを終了