シュプスタ

新しいiPad(第3世代)を購入してのメリットとデメリットを3つずつ

新型iPad(第3世代)が発売されて、数日が経過した。

様々なところでレビューが紹介されており、巷は新型iPad(第3世代)ネタで満ち溢れている。

そんなレビューを見て、新型iPad(第3世代)の購入を考えている人も多いと思う。

レビューはその素晴らしさを書いているものが多く、(あまりの素晴らしさに)デメリットについては特に言及していないものがほとんどである。

そこで、今回は筆者が新型iPad(第3世代)を購入して感じたことを、メリットだけでなくデメリットも含めて書いておきたい。

新型iPad(第3世代)を購入するメリット

筆者はこれまでiPad2を使っていたので、新型iPad(第3世代)とiPad2を比較しての感想になる。

まずは、新型iPad(第3世代)のメリットを3つ挙げてみよう。
①Retinaが綺麗
②カメラ性能が良い
③音声入力が可能

①Retinaが綺麗

なんといっても新型iPad(第3世代)のメリットは、Retina displayである。

たまらないほど綺麗だ。

これは、これまでに何度か紹介し、様々な記事でも紹介されているが、新旧2つのiPadを同時期に使ってみると尚更分かる。

試しにアイコンを拡大して並べてみよう。

あえて、どちらが新型iPadかという説明はいらないだろう。

新型iPad(第3世代)を使った後にiPad2を触ると、iPad2の画面が粗く感じてしまうほどである。

もちろん、実際はiPad2の画面が粗いわけではなく、iPad2はiPad2で十分綺麗だ。

しかし、新型iPad(第3世代)はその枠を遥に超えてしまったわけである。

同じくiPhoneのRetinaも綺麗だが、画面が大きい分、iPadの方が美しく感じる。

ということで、 新型iPad(第3世代)を購入する場合の一番のメリットは「Retina display」だ といえる。

本当に惚れ惚れしてしまう美しさだ。

②カメラ性能が良い

次に、カメラ性能の向上も著しい。

ただ、今時は、携帯電話のカメラ性能が良いので、iPadで写真を撮ることは少ないかもしれない。

筆者もiPhoneで撮った写真がフォトストリームで同期できるため、iPadで写真撮影する機会はゼロに近い。

カメラの画質が良くなったものの、高画質の携帯電話を持っている人にとっては、静止画のメリットがほとんどないのである。

一応画質を比べてみると、こちらもどちらが新型か言うまでもなく、確かに良くなっている。

メリットを言うとすれば、大きな画面で撮影できることくらいだろうか。

一方、静止画に比べて、動画に関してはiPadで撮影するメリットが大いにあると思う。

動画はフォトストリームで同期されないため、iPhoneで撮った動画をiPadで編集するには「ひと手間」必要になる。

しかし、今回iPadのカメラ性能が向上したお陰で、「動画の撮影から編集、公開までiPad一つ」で出来てしまう。

動画の編集自体が手間といえば手間なので、新型iPad(第3世代)1つで簡単な動画編集ができるというのは、なかなか便利なのである。

ちなみに筆者は、iPadでの動画編集にiMovieを使うが、今回のアップデートで「予告編」も作成出来るようになった。

「予告編」はMac版iMovieにあった機能で、動画を当てはめるだけで立派な予告ムービーが出来てしまう。

これがなかなか面白く、結構嬉しい。

もちろん、AdobeのPremiereほど凝った作業は出来ないものの、時間と手間をかけずに「出来の良い動画」が作成できる優秀なアプリだと思う。

新型iPad(第3世代)に是非とも入れておきたいアプリだ。

③音声入力が可能

続いて、音声入力が可能になったことも外せない。

iPhone4Sで音声入力を試した人も多いと思うが、その日本語音声入力の正確さはなかなかのものだ。

キーボードを打たずとも、まさに 「つぶやき」でツイート出来る時代の到来 である。

試してみると、簡単なつぶやきは音声入力でつぶやいたほうが速いくらいだ。

iPadを横目に他の作業をしつつ、サッとつぶやくなんてこともできる。

ただ、周りがうるさかったり、はっきりと発音しなかったりすると上手く認識されないので注意したい。

一方、iPhone4Sに搭載されている「Siri」については、新型iPad(第3世代)に非搭載となった。

残念に思う人も多いと思うが、現状のSiriのレベルを考えれば、iPadに搭載してもiPhoneほどには役に立たないのが実情だと思う。

つまり、「歩きながら使うiPhone」と「止まって使うiPad」では、Siriにお願いすることも違うわけである。

iPhoneのSiriでさえ役に立たない面が多いので、発展途上のSiriをiPadに導入したところで混乱を招くだけだろう。

今後Siriの精度が上がるにつれiPadに搭載する意味も出てくると思うが、その辺はまだまだこれからの話である。

デメリットはあるか?

ということで、新型iPad(第3世代)購入のメリットはかなりのものだ。

ただ、デメリットが全くないわけではない。

メリットに比べればそれほど重要ではないが、あえて3つ書いておこう。

【デメリット】
①iPad2より若干重くて厚い
②Retina対応アプリがまだ少ない
③当然iPad2のほうが価格は安い

①iPad2より若干重くて厚い

iPad2に比べて若干重量が重くなった新型iPad(第3世代)。

敏感な人は、手に持ったときの重さを多少感じるかもしれない。

Wi-Fi版の重さで比較してみると、

初代iPad→680g
iPad2→601g
新型iPad(第3世代)→652 g

となっている。

初代iPadよりは軽いものの、iPad2より51g重い。

人によっては持ち運ぶ機会の多いiPadだけに、少しでも軽いほうがよい。

そう考えると、iPad2のほうが優れているわけだ。

筆者は、それに加えて前のiPadケースより少し重いケースを新調してしまったので、余計に重みを感じてしまう。

iPadの第4世代が出るならば、 さらなる軽量化を望みたいものである。

また、新型iPadは、厚さもiPad2の8.8mmより0.6mm厚くなり「9.4mm」となっている。

②Retina対応アプリがまだ少ない

これは時間の問題ともいえるが、Retina対応アプリがまだまだ少ない。

そのせいか、先日の大辞林アプリのように、アプリによってはiPad2のほうが起動が早く、操作の処理速度もiPad2の方が速いものも多いのだ。

筆者の好きな黒板アプリも新型iPad(第3世代)では、動きがガクガクしてあまり役に立たないアプリに変身してしまう。

現状、Retina対応アプリが少ないので、ほとんどのアプリはiPad2のほうが使いやすいと思う。

アプリ開発者にとっては大変な話だが、各アプリ共々、早急な対応が必要だ。


(黒板は対応アプリを申請中らしい。)

③当然iPad2のほうが価格は安い

書くまでもなく当たり前の話だが、iPad2の方が安く手に入る。

どちらがよいかといえば、新型iPad(第3世代)をおすすめはするものの、iPad2でも十分な面がある。

上記に記載した画面や動画、音声入力といったメリットに特段の魅力を感じなければ、新型iPad(第3世代)でなくても全く問題ない。

そして、価格でみれば、iPad2のWi-Fi版の16GBが34800円と、かなりお得な価格である。

安くなったこの機会にiPad2を購入しても何ら損はなく、良い選択とすらいえる。

おまけに書いておくと、新型iPad(第3世代)のほうが、iPad2よりも本体が熱くなりやすいなんて話も、ある。

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以上、参考までに新型iPad(第3世代)のメリット・デメリットを3つずつ書いてみた。

まぁ、どちらにせよ一家に一台iPad、おすすめの一品である。

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