今回は、iPod touchと無線LAN接続で良くある話、いわゆる「野良AP」についての個人的な所感を書いておきたい。
「野良APは使わない。」これが基本原則である。
この野良APは、WiFi(無線LAN)設定をながめていると、色んな所でキャッチすることができる誰のものか分からない無線LAN(WiFi)のことで、パスワードがかかっていないものをいう。
はじめは知らずにアクセスし、ネットがつながってビックリすることがあるかもしれない。
しかし、野良APとつなげるのは基本的にやめたほうがよいと思う。
「使う場合」と言いながら「使わないこと」というのも不思議な話だが、使わないほうが正解である。
野良APを使わない理由
筆者が考える理由としては、
1.他人の無線LANをただ乗りする生活はおすすめできない。
2.当たり前だがデータ上、記録に残る。
3.パスワード等の情報を盗まれる可能性もある。
などがあげられる。
とくに1に関しては野良APを使う場合に限らず、人生として心がけておきたいことの一つである。
無料ほど高いものはないとはよくいうが、他人が知らぬ間に接続し、自分だけただ乗りなんていう「甘い話」に食いつく心を持っていると、他のところで必ず損をする。
小学生のように判断力がないときなら間違いもあるが、大人がこれに乗っかっていてはいけないと思う。
自己を高める気が少しでもあれば、せこいことはやめて、他人の無線LAN(WiFi)とiPod touchをつなげないようにしたい。
理由2については、そのままである。
データ上残したくなければ使わないほうが良い。
さて、肝心なのは3である。これが一番の理由だ。
野良APは、どこの誰のものだかわからないので、こっそりデータを盗み見されている可能性がある。
むやみにiPod touchとつなげて個人情報を入れた場合、よくわからない請求がくるかもしれない。
怪しいアクセスポイントにご注意
かくいう筆者は、アクセスしたサイトが、実は個人情報を盗むサイトだったなんてことがある。
パスワードの入力を「今か、今か」と待っているようなログイン画面が出現し、あやうく入力するところだった。
助かったのは、怪しさに気づいたことだ。
怪しいと感じた瞬間、すぐに入力をやめて、念のためiPod touch関係のパスワードまで変更した。パスワード自体を警戒してつくっていたので、その後の被害は特にないが、要注意だと思う。
野良APも同じように怪しいものが潜んでいることがあるので、パスワードのないノーセキュリティのAPは、基本的に使わないようにしたい。
セキュリティ関係
セキュリティ関係で書いておくと、FONもセキュリティ面で多少不安があるようである。
筆者は「FON」を使っているが、Myplaceはともかく、公開APのセキュリティは確かに疑問だ。
したがって、自宅以外の「FON」公開APにアクセスする場合、今のところ個人情報は入力しないことにしている。
野良AP以外でもセキュリティには十分気をつけたいものである。