iPhone、iPad、iPod touchの無線LAN(WiFi)を探している方のために、UQコミュニケーションの「UQ WiMAX」について紹介しておきたいと思う。
WiMAXとは
UQ WiMAXは、携帯電話3G回線と同じくらい広範囲に届く電波にもかかわらず、家庭用のブロードバンド回線と「ほぼ同等のハイスピード」で通信できる無線LAN(WiFi)である。
速度は下り最大40Mbps(※1)、下り最大15.4Mbps、iPod touchなどの端末をいつでもどこでも高速で繋げたい人に魅力的なWiFiだ。
遅いデータ通信はストレスの原因になってしまうが、UQ WiMAXのこの速度であればストレスを感じることは少ない。
そのため、UQ WiMAXはiPod touchの無線LAN(WiFi)としてだけでなく、通信サービスで最も上昇気流にのっているサービスといえる。
そんな上昇気流に乗ったUQWiMAXには将来性もある。今後対応予定の新規格「WiMAX2」の通信速度は下り最大330Mbpsとなっており、物凄い速さでの通信が可能になる。
このWiMAX2は、現在のWiMAX端末機器とも互換性があるので、今販売しているWiMAXルータを購入しても無駄にならない。(※2)
家でも外でもこれ1つ
また、なによりすごいのは、自宅でWiMAXが繋がりさえすれば、携帯電話やiPod touchの無線LAN(WiFi)、自宅でのインターネット接続費用をすべて含めて「UQWiMAXの月額費用(4000円)」で済んでしまうということだ。
(参考:「WiMAX」はiPod touchの無線LAN(WiFi)で最高の選択肢)
WiMAXの通信速度は、光回線の速度に比べれば劣るものの、ADSL回線並みの速度で通信できる。
つまり、環境次第で「家でも外でもWiMAXを使う」という選択が可能なのである。
ここで注意しておきたいのはエリアの問題だ。
WiMAXは、現在対応エリアが少ない。したがって、都市部近郊に住む人以外は使えない可能性がある。エリアの中心外では速度も落ちるので、心配な方は15日間無料レンタルやUQ WiMAX(UQコミュニケーション)のサイトで周辺状況を調べてみるとよいと思う。
ちなみに筆者は、東京都内に自宅があり、仕事で東京23区内を転々としているが、地下以外はほとんど問題なく使えている。したがって、住んでいる場所が都内などの都市部近郊であれば、そこまで気にしなくてもよいはずである。
家族が使う場合
さて、当サイトに寄せられたWiMAXのお問い合わせに「自宅をWiMAXにしてしまうと自分が外出時に家族が使えなくなる。」という心配の声があった。
これに対しては、月々200円を追加して「UQWiMAXの追加機器設定」をおすすめしたい。(※BIGLOBEでは使えず、@niftyでは自動切換えが出来ない)
たまに家族が使う程度であれば、UQコミュニケーションを選んでこの追加機器サービスを設定するのが良いと思う。(WiMAXルーターが家と外出時で2個以上必要になる。)
ただし、同時接続はできないので、使いたいときに自動で切り替えて使う形になる。
取扱い業者も色々
WiMAXは@niftyやBIGLOBEなどのプロバイダも取り扱っている。
BIGLOBE WiMAXや@nifty WiMAXなどのプロバイダが提供するWiMAXを選ぶと、本家UQWiMAXよりも月額費用が多少安くなる。
少しでも安く済ませたければ、これらのプロバイダを選ぶのがよいだろう。
色々と調べた結果、筆者の一番のおすすめプロバイダは「BIGLOBE WiMAX
総括
最後に気になる費用だが、本家UQWiMAXの月額費用は、使い放題のUQFlatプランで4,480円、一年間継続利用の年間パスポート契約であれば3,880円。使用量に応じて金額が変わるUQ STEPプランもある。
このUQWiMAXの基本料金を基準として、各プロバイダ(MVNO)ごとに若干異なる料金体系が設定されている。
すべてを「WiMAX一本」で通信すれば、かかる費用はこれだけである。
たいていの人は、今までよりも遥かに安い通信費用でインターネットを楽しむことができるはずだ。
以上、当サイト一押しのWiMAXの紹介である。
「家でも外でもインターネット」を考えている人は、一度試してみるとよいだろう。
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※1 Mbps[megabit per second]は1秒間にどれだけのデータを送れるかを表す値なので、大きいほど速い。
※2 iPod touchに接続する場合はAtermWM3600RなどのWiMAX Speed WiFi製品を使う。普通に端末だけ買うよりも、WiMAX(UQコミュニケーション)の申し込みと一緒に購入したほうが安くなる。
※ 提携先によっては端末に縛りがあり、プロバイダ変更時に端末を買い換える必要が生じる場合もある。