iPod touchやiPad2のWiFi[無線LAN]として当サイト一押しのWiMAXだが、一昨日の5月31日に屋外基地局開局数が1万5000局に達した。
サービスエリアは全国575市区町村、人口カバー率東名阪主要都市で99%、全国においては約71%。
当サイトでも予想していた通り、契約数がかなり勢いに乗っているようで、今月には100万契約を超える見込みである。
今後、UQコミュニケーションズは2011年度末(2012年3月末)までに屋外2万局の建設を目指し、地下や屋内エリアのさらなる整備、拡充に努めるそうだ。
このようにWiMAXサービスが好調で基地局が増え、環境が整備されていくのは人間にとって喜ばしいことだが、基地局が広がれば広がるほど地球環境に影響を及ぼすということは間違いない。
UQコミュニケーションズはじめとする通信事業者には、ぜひCSRを怠りなく、人にも地球にも最適な方法で拡大していっていただきたいと願うものである。
ソフトバンクのように自然エネルギーの導入を積極的に行うというのも一つの手ではないだろうか。
さて、WiMAXの理解を深めるために、先日のUQコミュニケーションズの野坂社長が説明した事業計画から気になる点をまとめておこう。iPad2やiPod touchのWiFi[無線LAN]を選ぶときの判断材料になるはずだ。
・WiMAXのポイントは、工事配線設定不要で自宅とモバイルのネット回線を1本化できる点にある。
⇒この点は強調してもしすぎることはないと思う。1本化によるメリットは限りなく大きい。費用も安くすませることができるのでお得としかいいようがない。(詳しくは電子書籍にまとめたので、興味ある方はご覧下さい。)
・2011年度は、2万局の設置とともに「交通路線」と「地下街」のエリア拡充に力を入れる。(都営地下鉄、東京メトロでWiMAXサービスが利用できる)
⇒イー・モバイルと違い、WiMAXは列車の移動中も利用できるようになるようだ。地下に弱い面が解消されることになるので、広がっていけばかなり便利である。
・路線沿線のエリア拡充や、全国の主要地下街をエリア化する計画を推進する。
⇒地下街も弱いので、「エリア化」をどんどん進めていただきたい。
・2011年夏の導入を目標に、上り速度を最大15Mbps(下り速度は最大40Mbps)まで上げる「64QAM符号方式」(従来の16QAMは1シンボルあたり4ビット、対して64QAMは6ビットと、より効率よく伝送する仕組み)を導入する。
⇒なんだか難しい用語だが、これによって通信速度が上がるようである。
・最大330Mbpsを実現する次世代WiMAXサービス「WiMAX 2」の開発も順調。
⇒非常に楽しみな次世代サービスである。最大330Mbpsと聞いただけでわくわくするのは筆者だけだろうか。
この次世代サービス「WiMAX2」が使えるようになるのは2012年以降の予定だ。
現在の40Mbpsでも十分な速さで、普通に使う分なら全く不便がない。iPod touchやiPad2でネット閲覧する場合もサクサク動くおすすめWiFiだ。
これ以上速くなる必要がないくらい快適なのだが、さらにスピードアップするとのことである。
まぁ、速くことに越したことはないので、それによって生じる様々なメリットに期待しよう。
今後のWiMAXの発展に目を離さず、応援していきたい。