一説によると、人は「目から得る情報が7割以上を占める」という。

文字や画像、多くの情報を「目に見えるもの」から受け、その情報から物事を判断していく。

目から得る情報が多いので、当然、目から得た情報に対して「判断する割合」も多くなる。

いわゆる”一目惚れ”など、判断材料が「目からの情報だけ」なんて場合もあるくらいである。

したがって、目から得る情報というのは、かなり大きな力を持っており、インパクトが強いのである。

「自分の目で見て確かめる」とか、「目で見たものしか信じない」といった言葉も、その表れだろう。

そのため、「幸せな人生を送りたい」と欲するならば、目で見て美しいもの、嬉しいもの、面白いもの、感動するものなどに意識を向けていくことが大切になる。

不快なもの、つまらないもの、苦しみや悲しみなど、嫌な感じのするものは、出来る限り写真に残さず、記憶にも残さず、事が済んだらキッパリと捨ててしまうほうが身のためというわけだ。

さて、そんな「目から得られる情報」の中で、Evernoteに保存できるものの代表といえば「写真」である。

最近の携帯電話は、カメラの画質がデジタルカメラ並みに良く、かなり高精度の写真を手軽に残せるようになった。

世間では、その高精度の携帯カメラで日々の食事やその日に出会った人など、いわゆる「ライフログ」をとる人が多くなっているらしい。

筆者もiPhoneにしてから、やたらと写真を撮る機会が増えた。

ライフログと言えるかどうかは別として、毎日の良かった瞬間、楽しかったこと、感動したものなど、人生の素晴らしさを写真に撮って「Evernoteで記録」していく。

Evernoteのプレミアムサービスを使えば、写真の容量をあまり気にすることなく、どんどん放り込むことができるわけだ。

iPhone本体に入れて管理していっても良いのだが、クラウドに入れておけば、写真がいくら増えてもすぐに引き出せるし、データの移し替えも必要ないので手間も減る。

また、子供の写真(動画)を離れて暮らす両親と共有できるのが何より嬉しい。写真の共有方法もEvernote以外に色々あるのだが、現在筆者はEvernoteで共有している。

写真もタグづけてNozbeプロジェクトと関連付ける。

筆者がEvernoteに写真を入れる一番の理由は、「Nozbeプロジェクト」と関連づけられるからである。

以前に書いた「メモ」だけでなく、「写真」も同様に「Nozbeプロジェクト」と同じタグをつけて入れていくわけだ。

メモを書く場合と同じで、Nozbeに書いた大きな目的や目標にエバーノートで撮った写真を関係付けていくと、何のために写真を撮っているのかがはっきりしてくる。

何をどのように撮りたいのか。それを明確にするだけでも写真の腕は上達するものだと思う。

そして、この「Nozbeプロジェクト」の名前は、その名前を聞くだけで「ワクワクするネーミング」が望ましい。

つまり、そこに写真を放り込むだけで、幸せを感じるようなネーミングである。

筆者の場合は、主に毎日の食事や子供の成長写真が多いので、食事の写真は「毎日の食事に感謝プロジェクト」に、子供の写真は「家庭の幸せプロジェクト」に入れていく。

この辺のネーミングは頻繁に変えているのだが、つい忘れがちな「意識したいもの」を組み込むようにしている。

上の例で言えば、“食事への感謝”、“家庭の幸せ”がキーワードだ。

「美味しいご飯を食べられる。それだけでありがたい。」

「家族が健康で生き生きしている。それだけで幸せだ。」

そんな思いをプロジェクト名に組み込んでおくと、大事なことを忘れずに生活出来、かつ幸せは増幅していく。

我々は良くも悪くも「言葉」から強い影響を受けている。Nozbeのプロジェクト名もそうであるし、普段撮る写真、見る写真も一つの言葉である。

目で見る情報、耳で聞く話、それらの「言葉」をどのように選び、発していくかで人生が決まっていく。

そう断言しても決して大げさではなく、最近の脳科学でも証明されているところである。

現代人は、言葉の大切さをもっとよくよく考えるべきだと筆者は思う。

ということで、日ごろ使う言葉はなるべく明るく「良き言葉」を心がけ、Evernoteに入れる写真も「目に美しいもの、感動するもの」を撮って保存したいものだ。